Composer, Arranger, Orchestra Conductor
Koichi Fujino
作・編曲・指揮 藤野浩一
Illustrations by Mayumi Shibuya
これから開催されますオーケストラコンサートのお知らせ
2023年11月5日(日)14:00 おしゃべり音楽館ポップスオーケストラ ゲスト:島田歌穂、小原孝、島田歌穂 入善町入善コスモホール
2023年11月11日(土)14:00 おしゃべり音楽館ポップスオーケストラ ゲスト:島田歌穂、小原孝、島田歌穂 大和町ふれあい文化創造センター まほろばホール
2023年11月13-14日 新日本フィルハーモニー交響楽団 映画音楽番組収録(非公開)
2023年12月24日(土)14:00 おしゃべり音楽館ポップスオーケストラ ゲスト:島田歌穂、小原孝、島田歌穂 一関市文化センター
2024年1月14日(日)14:00 広島交響楽団 くれニューイヤー・コンサート ゲスト:エリック・ミヤシロ 呉信用金庫ホール
2024年1月21日(日)14:00 おしゃべり音楽館 ポップスオーケストラ 萩市民館 大ホール
2024年3月10日(日)14:00 おしゃべり音楽館 ポップスオーケストラ 三次市民ホール きりり
2023年8月26日 大阪交響楽団 ライトシンフォニックコンサート 大人の贅沢 ザ・シンフォニーホール ゲスト:布施明、エリック宮城(Trp.)
ご来場下さいまして有難うございました。方や説明する言葉が見当たらない程のシンガー・ソングライター、布施明さん。方やアメリカの名門ビッグバンドを渡り歩いてきた、名トランペット奏者のエリック・ミヤシロ。正に日本の至宝と言うべき二人の登場を目の当たりにして頂きました。
布施さんとお会いする時には今でも大変緊張しますし、心づもりとでも言うのでしょうか、メンタルの準備運動が必要な程です。それは布施さんの持つ音楽の深さはもちろん、素晴らしく博学な知識を持っておられることを知っているがゆえに、自然と自分の体が怖気づいてしまうからなのです。もちろんいつも優しく接してくださいますし、それが私の表情をも解きほぐしてくれるのですが、本心は「全てを見透かされている」そんな気持ちで一杯なのです。ステージ上からアラウンド80と仰っていましたが、一体どこにこんな、??歳のシンガーが居るでしょうか? ステージ上の近いところから、そのモンスターの生声を聞けることの幸せを皆さんに分けて上げたい!!。
そしてエリック・ミヤシロ。来日間もない90年頃からスタジオで会ってはいましたが、オケのゲストとして来てくれたのは96年のこと。オケでの共演も、間もなく30年になるという訳です。彼が日本に来てくれてからスタジオ業界はもちろん、日本の金管業界が飛躍的な進歩を遂げました。それはとりも直さず、彼が金管奏法の全てを包み隠すこと無く日本の奏者に伝授してくれたことに他なりません。私のレコーディング仕事、テレビの仕事、そしてオーケストラとの仕事。その全てを私の能力以上にグレードアップしてくれました。「ポップス」というとジョン・ウィリアムスかJ-POPになってしまう日本のオケ業界です(もちろんそれが嫌だと言っている訳では有りません)。そこに何とかボストン・ポップスやニューヨーク・ポップスといった、本場のポップスオーケストラのサウンドを広めたかった私にとって、彼の存在は実に大きなものでした。私は彼と同じ時代に生まれ、同じ時代に音楽を語れることの幸運に感謝せざるを得ません。
更には、大阪交響楽団の芸達者たちの事。翌日、京都の綾部市でも公演が有ったのですが、そちらはプログラム中の布施さんとエリックの部分を、楽員たちのソロやアンサンブルで補うという内容でした。つまり、楽員たちは2日分の演奏楽曲をたった1日のリハで仕上げたのです。しかもウィットに富んだ奏者たちの素晴らしいこと。一度もやったことのない譜面を、そして公演に懸ける私の意図を(小芝居も含めて)、私が考える以上に汲んでくれるのです。本番はもちろんですが、そのリハの様子を皆さんに見て頂きたい程でした。歴史的には若いオケかもしれませんが、彼らの「興味の方向」や「面白がることの大切さ」は、きっとお客様が求めていることにも直結している筈。どうぞこの若い大阪交響楽団を、皆様の手で大事に育てて上げて下さい。ご来場頂きまして有難うございました。
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