Composer, Arranger, Orchestra Conductor
Koichi Fujino
作・編曲・指揮 藤野浩一
Koichi Fujino
作・編曲・指揮 藤野浩一
Illustrations by Mayumi Shibuya
2026年2月12-13日18:30 ASKA CONCERT 2026 昭和が見ていたクリスマス!? 東京フォーラム ホールA
2026年2月16-17日18:30 ASKA CONCERT 2026 昭和が見ていたクリスマス I? グランキューブ大阪
2026年3月7日(土)16:00 坂東玉三郎 meets 新日本フィルハーモニー交響楽団 すみだトリフォニーホール
2026年4月29日(水・祝)16:45 EnerGia2026広響POPS CONCERT ゲスト:南こうせつ 広島国際会議場フェニックスホール
2026年2月12-13日 東京フォーラム ホールA
2026年2月16-17日 グランキューブ大阪
ASKAコンサート2026 昭和が見ていたクリスマス!? に参加しました。あんなに大きな編成を背負ってサマになる歌手が他にいるだろうか?、と思いつつ棒を振っていました。ASKAさんの作曲才能やボーカルの素晴らしさを多くの人が文章にしていますが、今回は私が感じた彼の優しさの一端を披露したいと思います。
先ずは今回編曲家陣として参加してくれた鈴木真明地さんのこと。今春、国立音大ジャズ科サックス専攻を首席卒業し、すでに多くのジャズ系メジャー仕事をこなす彼の実力に加え、難しいハーモニーのコピーや編曲能力、音楽方向の趣味からして、きっとこの仕事にマッチすると思い打診しました。通常この類のコンサートでは編曲家を紹介してもらうことは稀です。が、ASKAさんはわざわざ彼をステージに引っ張り出してまで、お客様に紹介して下さった。きっと彼も「えっ、こんな風に紹介してもらって良いの?」と驚いていたはずで、ASKAさんの「若い才能を育ててやろう」という気持ちがどれ程嬉しかったことか。しかもASKAさんの大ファンである彼のお母さんがその光景を目の当たりにしたという。どんなに素晴らしい親孝行になったことだろう。
ASKAさんはそんな人。
もう一つは、大阪の2日目最終公演本番の直前にASKAさんは時間を取り、出演するミュージシャンの一人一人と2ショット写真を撮ってくれていたこと。弦セクションと一緒、管セクションと一緒等々、制約は一切無しで、みんなが満足するまで付き合ってくれている。メンバー達は「ああ、俺たち大事にしてもらっているんだ...」と感じ、どれ程嬉しかったことだろう。ただでさえ本番前はナーバスになる歌手は多いし、またその気持ちが良く解るだけに、本番20分前から喜々として撮影会をしてくれている彼を見て、その器の大きさと優しさを感じたのです。その自信の裏打ちとなっているのは、彼の事前準備とイメージトレーニングあればこそ。
ASKAさんはそんな人。
今回私は編曲を担当したのだけれど、正しく言うとオーケストレーションという作業で、澤近泰輔さんとASKAさんが血反吐を
吐きながら(多分ね...)作り上げた作品達を、あの編成にフィットするように編成替えしたに過ぎない。澤近さんに「ねぇ、あそこのハーモニーはASKAさんの頭に初めから流れていたものなの?、それとも澤近さんの編曲によるものなの?」などと、マニアならきっとヨダレを垂らしながら聞くだろうという、彼らの共同作業の謎を楽屋で質問攻めにしていました。「澤近泰輔」素晴らしい!
そしてもう一人紹介しておきたいのは、プロデューサーのO氏。これまでのアルバムの内容からコンサートの内容に至るまで、ASKAさんより「ASKA」を知っている人。「趣味は?」と聞いたらASKA、「休日は?」と聞いたらASKA、「仕事は?」と聞いたらASKA、と答えるに違いない彼。その彼が何と私のスコアを製本してくれていたのだ!。
スコアの製本には「ホチキスを使ってはいけない」「セロテープを使ってはいけない」等々、様々な「お作法」が存在し、ライブラリアンという専門職が存在する職能エリア。シロートには到底タッチできない技能なのだが、プロデューサーという言わば上位の立場にある彼が、そのスコア作りのお作法を心得ていたという奇跡!。いゃー、驚いた! 、こんなプロデューサー見たことない。きっと、薄い和紙風のレーヨンで出来たページヘルパーと呼ばれる高価なテープと、のど布と呼ばれる製本テープを山ほどストックしているに違い無い。
こんな人達があのコンサートを作っていたのです。「参加できて良かった」と心から思える、そんな一本。
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